ラジコンのリポバッテリー変換ケーブルは極性に注意

ラジコンのリポバッテリー変換ケーブルは極性に注意

クローラーラジコン きほんのき

ミニッツ4×4のブラシレスモーター化に伴い購入したPEANUTSのリポバッテリーに問題があることが発覚し(原因不明な過放電によりTRX-4MのESCとモーターご臨終)、代わりのリポバッテリーを購入しました。
リポバッテリーに合わせて購入した変換ケーブルの問題を見落としていて、逆接してしまい発火寸前だった経緯と原因を記録として残しておきます。

超重要なことなので先に書いておきますが、「コネクターの規格によって極性の向きが必ずしも決まっていない」ということは絶対に覚えておいた方が良いです。

事の経緯

以前使っていたバッテリーはXT30のコネクタだったので、Furitekで購入した変換ケーブルを使用していたのですが、今度のバッテリーはBECコネクタなのでESC側のJST-SHコネクタに変換するケーブルが必要になりました。
某ショップでESCとバッテリーを持参で聞いたところ、「タミヤのLEDに使われているコネクタと同じだから大丈夫」と勧められて購入した変換ケーブルを使うことにしました。

リポバッテリーの充電も終わり、変換ケーブルをESCに繋いでバッテリーを繋いだところ、一瞬で煙を吹いて変換ケーブルの線が溶けました。
急いでケーブルを外したので発火までは至りませんでしたが、頭が真っ白になりました。

今回の原因

このことをXでポストしたところ、たくさんの方からリプを頂き、その中に「逆接では?」というアドバイスを頂きました。
冷静になって変換ケーブルを確認したところ、バッテリーと接続するBEC側の極性は問題なかったのですが、ESCに接続するJST-SH側がプラスマイナス逆に接続されていることがわかりました。

※左が今回のケーブル、右がFuritekのケーブル

逆接の熱でFuritekのESCも断線して使用不能になってしまい気が収まらなかったので、変換アダプターの不良品疑惑も含めて更に調べました。

別の方のXのリプとネットで見つけたブログからわかったのは、「コネクターの規格によって極性の向きが必ずしも決まっていない」ということでした。
購入した変換アダプターが不良品だったわけでなく、異なる用途に作られているアダプターなのでJST-SH側の極性が逆に取り付けられていたというわけです(FuritekやINJORAのESCにとってはプラスマイナスが逆でも、タミヤのLED用としてはプラスマイナスの向きが合っている)

「これで大丈夫だから」と勧めてきたショップへの抗議も考えましたが、物的証拠がない状況で言った言わないになるのが目に見えていたので、今回は勉強代としてぐっと堪えることにしました(Lizard Proの買い直しで万単位の勉強代でしたがw)
質問したショップ店員もこのことを知らなかったのかもしれません(有名ショップだから信用していたので残念ではあります)

今回の教訓

  • コネクターの規格によって極性の向きが必ずしも決まっていない(接続できても使えないことがある)
  • 人に勧められた物でも、自分で確認した上で使う(鵜呑みにしない)
  • プラスとマイナスは接続前にダブルチェック必須
  • 自分の知識で判断できないカスタムは安易に手を出さない

ここのところリポバッテリー関連のトラブル2連発で、予定外の出費も続いて凹み気味でしたが、めげずにこれからもラジコンを楽しもうと思います。

皆様も配線の極性は本当にご注意下さい。