ミニッツ4×4の曲がらない & ステアリング切れない問題の解決に挑む
ミニッツ4×4の避けられない問題といえばフロントのガタが原因でステアリングが切れない問題ですよね。
これまでにサーボホーンを交換したり、ステアリングリンケージを交換して一時は良くなったのですが、1インチタイヤに交換したことで元に戻ってしいました。
そこで、ノーマルサーボの状態でどこまで改善ができるか挑戦してみました。
アッパーリンクのガタ防止パーツの装着
一番の原因であろうアッパーリンクのガタを取るところから着手しました。
オークションとメルカリで出品されている3Dプリンターで製作されたパーツです。
こんな効果が期待できるパーツです。
装着方法
イモネジを緩めます。
シャフトをずらして、リンクロッドの片側を外します。
プロペラシャフトを外します。
アッパーリンクを止めているネジを外します。
アッパーリンクの本体からアームを外します。
ガタ取りパーツにアッパーリンク本体を差し込んでスペーサーを通します。
スペーサーが必要なのはホイールベース120mmのラングラーとジムニーのみです。
先ほどの逆の手順でアームに取り付けて、シャーシに固定します。
後はプロペラシャフトとリンクロッドを戻して完了です。
これだけで横向きのガタはほとんどなくなりました。
リンクロッドのガタ取りパーツも付属しているのですが、以前にイーグル製のロッドに交換したことでガタが少なくなっていたので、前側のパーツのみ取り付けました。
これで前後方向のガタも改善されました。
サーボホーンの調整
イーグル製のサーボホーンはピロボールの取り付け位置を3箇所から選ぶことができます。
以前は真ん中の2mmオフセットの位置だったのですが、一番パワーが出る4mmオフセットの位置に変更しました。
ステアリングリンケージのガタ取り
イーグル製のステアリングリンケージをそのまま取り付けていたのですが、上下にガタが出ているのが気になっていました。
左右のフロントハブに取り付ける箇所をラジオペンチで狭くすることでガタが減りました。
ここまで調整してみた結果
ステアリング関連でできることはやり尽くしたかなと思います。
ビフォアアフターで動画を撮ってみました。
犬用の滑り止めカーペットの上なので、かなり抵抗が多い路面でテストしています。
動画の最後は、パーツの作者さんの動画と同じカッティングマットの上です。
もう少し改善されるのを期待していたのですが、やる前よりは改善されています。
このパーツの効果が少ないわけではなくて、装着しているタイヤの太さとブロックパターン、タイヤとホイールの重さが原因だと思います。
パーツの作者さんの動画内で装着されているRGTタイヤはタイヤ幅17mmですが、自分のラングラーに装着しているBFGoodrichのタイヤは23mmなので更に抵抗が大きいです。
前者は0.7インチのプラ製のホイールに対し、今装着しているのは1インチのアルミ製ホイールで重量もあります。
室内で走らせてみたところ、抵抗の少ないフローリングの上では左右の舵角にほとんど差がなくなりました。
スタッカブルテレイン上でも以前のようなステアリングが決定的に切れない状況というのは改善されています。
後は、もっと抵抗が多い路面の外で走らせた時にどうなるかですね。
おそらくこれ以上の改善はタイヤを細くして抵抗を少なくするか、ハイトルクな社外サーボに交換するしかないと思います。
つづく。