ミニッツ4×4をドループダンパー(引きバネ)化してセッティングしてみた
これまでウエイトセッティングはあれこれ試してきたのですが、どう調整してもトルクツイストが発生するのが気になってました。
そこで食わず嫌いで避けてきたダンパーのセッティングに挑戦してみることにしました。
現状は以前に交換したYeah Racingのダンパーを柔らかい方のスプリングを前後で使っています。
ウエイトは、前後ハブを真鍮製にしてフロントアクスルケースを交換、1インチアルミホイールと大径タイヤ、フロントホイールに釣り用の板ウエイトを巻いてあるといった感じです。
リアダンパーのスプリングを交換してみる
Xのフォロワーさんのポストで、「トルクツイストは浮き上がるフロントタイヤの対角線上のリアダンパーの沈み込みで起きているのではないか」というのを見て、すぐにできそうなリアダンパーのスプリング交換から始めてみました。
リアを硬くして沈み込みを少なくすればトルクツイストを抑え込めるのではないかという狙いです。
コンパネで登坂角テスト
交換前にコンパネのスロープでテストした結果は53度。
モーターはブラシレスモーターです。
リアをYeah Racingダンパーに付属していた硬い方のスプリングに交換して再度テストすると55度。
最大登坂角は2度上がりました。
トルクツイストは起きているけれど交換前よりも抑えられています。
ドループダンパー(引きバネ)化してみる
これまたフォロワーさんのポストからのヒントですが、ドループダンパー(引きバネ)化してトルクツイストを抑える方法を試してみました。
ドループダンパーについては他のブログなどで詳しく書かれているのでここでは割愛します。
ミニッツ4×4には使えないけれど、同じYeah RacingでドループダンパーにできるDesert Lizard Damperが似たような構造なので、ミニッツ4×4用ダンパーでも近いことができるのではないかと考えました。
なんちゃってドループダンパーの作り方
ダンパーのマウントとボールエンドを外し、シリンダーを回して開けるとスプリングが入っています。
ノーマル状態では左のように押しバネになっていますので、右のように引きバネに変えて再びシリンダーを閉じてダンパーを組み立てます。
たったこれだけです。
スプリングは前後ともYeah Racingダンパーに付属の柔らかい方のスプリングを使用しています。
ドループダンパー化の効果
まずはBeforeから計測。
スキッドプレートの部分で計測すると、最低地上高は約30mmです。
こちらがドループダンパー化した後です。
車高がぐっと下がっていて、こちらの方が実車っぽいフォルムですね。
最低地上高は約20mmと、先程よりも10mm低くなりました。
ここまで最低地上高が低くなるとスタックする場面が増えないかは気になります。
コンパネで登坂角テスト
変更前にコンパネのスロープでテストした結果は53度。
モーターはノーマルモーターです。
先日書いたリポバッテリー事件後だったので、モーターをノーマルに戻しています。
ドループ化後の結果は54度。
最大登坂角が1度上がりました。
数値上は先程のテストより小さくなっていますが、ブラシレスモーターとノーマルモーターの差がありますので、登坂能力自体は上がっています。
まとめ
押しバネ(前後柔らかいスプリング)からは最大登坂角が3度上がったので、効果は確実にあるっぽいです。
ただ、Yeah Racingダンパーに付属のスプリングだと強すぎる印象なので、今後ボールペンスプリングとかも試してセッティングを詰めていきたいと思います。
あとは最低地上高が10mm下がったことで、テレインを走らせた時にスタックしやすくなったことは否めません。
このあたりもどうやって改善していくかが今後の課題です。