FCX24 Power Wagonを4WSラジコンにしてみた
4WS化の方法のテストがうまくいったので、FCX24 Power Wagonを4WS化していくことにしました。
ショートホイールベースのFCX24をどこまで小回りがきくマシンにできるかという狙いです。
4WS化の方法は他にもあるみたいですが、今回はプロポのステアリングミキシング機能を使う方法でやりました。
4WS化のおおまかな流れはこのような感じです。
- リアアクスルをフロント用に組み替える
- 前後サーボとメカのマウント
- プロポ側で4WSの設定
リアアクスルの組み換え方法
FCX24のフロントアクスルケースとリアアクスルケースは共通の形状なので、リアのアクスルケースは再利用してナックルとポータルハウジング部分のみフロント化します。
使ったパーツ
- INJORA Brass STEERING KNUCKLES
- INJORA Brass STEERING LINKS
- RCAWD サーボマウント
- RCAWD heavy-duty CVD drive shaft axle
- メーカー不明 FCX24用Cハブ
- メーカー不明 FCX24用ベアリングセット
組み換え方法
2箇所のネジを外して、リアのポータルハウジングを取り外します。
フロント用のCハブを取り付けてネジで固定します。
フロントナックルを取り付けます。
ポータルギア、ポータルハウジングのカバーはリア用のものを再利用します。
ドライブシャフト、ベアリング、ポータルギアを組み付けて、ポータルハウジングのカバーを閉じて完成です。
これを両側行います。
前後サーボのマウント・メカの接続
4WS化にあたり2個のサーボを接続する必要があるので、ノーマルのESC 兼 受信機が使えなくなります。
また、ミキシングに対応したプロポが使えるようにしなくてはなりませんので、ESCと受信機を乗せ換えます。
使ったパーツ
EMAXのアナログサーボには「スタンダード」と「リバース」の設定のサーボがあるので、それぞれ1個ずつ用意します。
前後サーボの取り付け
フロント側には「スタンダード」、リア側には「リバース」のサーボを取り付けます。
メカの接続とマウント
ノーマルのESC 兼 受信機は両面テープで固定されているので、テープを剥がして取り外します。
ESCと受信機のトレイは3Dプリンターで出力しました。
2速ミッション用のサーボ上とフレームにアルミテープで固定しています。
今回はESCと受信機をベルクロで固定します。
ESCと受信機を乗せて配線を繋いでみたらかなりのボリュームになってしまいました。
ボディに収まるか心配だったのですが、ギリギリ入りました(見た目はさておき)
プロポ側の設定
受信機をペアリングして、T4PMで4WSの設定をしていきます。
詳しい設定方法は以前の記事で書いてありますのでご参考にどうぞ。
4WS化したFCX24の挙動
4WDと比べると圧倒的に最小回転半径が小さくなりました。
岩場の際どい場面でもなんとかなりそうな予感です(早く外で試走したい)
プロポのスイッチで4WSと4WDを切り替えできるようにしてあります。
4WSは結構クセがある印象なので、場面によって切り替えて走らせるようにする方がいいのかな(早く外で試走したい)
ミッキーロックのような広い岩場よりも、小さい岩が連なっているような場所の方が恩恵を受けられそうですね。
外で走行動画を撮影したらYouTubeアップします!