TRAXXASのRTRを買わずにTRX4Mを始める方法
TRX4Mに限らずですが、本格的にロッククローリングをやったりコンペ車を作ろうとした時に、RTR(完成車)からカスタムしていくとどこかで壁に当たります。
その結果、ほとんどのパーツを交換する結果になります。
最初からその方向でいきたいならば、RTRを買わずにパーツを集めて組み上げる方法もあるので紹介します。
但し、このやり方は全ての人にはおすすめしません。
メリット・デメリットも含めて、やり方を書いていこうと思いますので、よく考えて自己責任で実行してください。
「RTRを買う必要ないよ」という趣旨の記事ではありませんので悪しからず。
RTRからカスタムしないメリット
自分が使いたいパーツを選んでカスタムできる
大手のメーカーから個人レベルでやっているガレージブランドまで、たくさんの選択肢がある車種です。
純正パーツを使わないことでカスタムの幅が広がる部分もあるので、パーツ選びの選択肢が増えます。
交換した純正パーツが手元に余ってしまうこともありません。
トータル予算を圧縮できる
最初から必要なパーツだけを買うので、投資する総額で考えるとRTRからカスタムするよりも結果として安くなります。
但し、使うパーツによっては初期投資が大きくなる場合もあります。
パーツ組みのデメリット
全てが自己責任
当然のことながらメーカーや輸入代理店の保証はなく、サポートも受けられません。
うまく組み上げることができなくても、壊してしまっても、全ては自分で責任を持って解決しなければなりません。
ある程度のクローラーラジコンの知識はあった方がいいと思います。
メーカー純正ボディを使いにくい
TRAXXASから販売されているボディを使いたい場合は、ボディのマウントを工夫しないと使えません。
実際には試してはいませんが、マウントは自作の方向になると思います。
サードパーティーのボディを使うこと前提にした方が賢明だと思います。
必要となるパーツと最安でTRX4Mを完成させる選び方
単刀直入に言ってしまうと、日本在住ならばINJORAのパーツで組み上げるのが初期コストを抑えやすい方法だと思います(INJORA推しなわけではありません)
この記事を書いてる時点の最安になるであろうパーツをピックアップしてみました。
このリストをベースに、自分の使いたいパーツに置き換えていくとやりやすいと思います。
アリエクのビッグセールを利用するとかなり安く組み上げられます。
- シャーシ:アルミLCGフレーム
- スキッドプレート:ブラススキッドプレート
- リンク:ステンレスハイクリアランスリンク
- アクスル:ダイアモンドアクスル
- ダンパー:53mmオイルダンパー
- ギアボックス:アルミギアボックス
- ドライブシャフト:ステンレスドライブシャフト
- モーター:パープルブラシモーター
- ESC:MB100
- サーボ:7kgサーボ
- 受信機・プロポ:Turbo RacingやFlySkyなどお好みで
- バッテリー:300mAh前後のリポ(Tahmazoが小型で個人的におすすめです)
ボディはIR60とかIR40あたりが手頃かと思います(お好みで)
ホイールとタイヤもお好みで大丈夫ですが、1インチか1.3インチで選ぶのが正解です。
参考までに、TRX4M RTRのタイヤ径は63mmです。
INJORAの他だと、MEUS RACINGやRCAWDも送料が安くて、一定額以上だと送料無料になります。
アメリカのメーカーを探すとコンペ車用パーツやユニークなパーツを作っていたりするので、拘ったリグにするならばおすすめです。
まとめ
ここまで読んで、自己責任でチャレンジしてみようと思った方はやってみてください。
繰り返しになりますが、全ての人にはおすすめしません。
はじめてのクローラーラジコンの方や構造をまだ理解できていない方、スケール感を求めてTRAXXAS純正のボディを使い方はRTRを購入した方が懸命だと思います。
自分の経験を最後に書いておきます。
ミニッツ4×4をRTRからブラシレスモーター仕様にして、フレームを含めノーマルパーツが残らないくらいのカスタムをやり尽くした経験の後にやりましたが、つまづくポイントは出てきました。
周りに頼れる人がいなかったので自分でいろいろ調べて解決はできましたが、簡単な道のりではなかった気がします。
これは間違いないと思うことは、すごくクローラーラジコンの勉強になるし、完成までの過程は楽しいです。
どなたかの参考になれば。