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AXIAL SCX24のホイールとタイヤを交換する(ウンチク中心)

AXIAL SCX24のホイールとタイヤを交換する(ウンチク中心)

ここまでにウエイトバランスの調整デフギア交換で「前掻きセッティング」にしましたが、今回はもうひとつの重要な要素のホイールとタイヤの交換です。
見た目の印象がガラッと変わるので、カスタムの最初にホイールとタイヤを交換するのも有りだと思います。

交換方法はだいたいわかると思うので、ウンチク中心の記事になりました。
「知ってるよ」ということや個人的見解が分かれる内容もあるかもしれませんが、これからロッククローリングに挑戦したい方向けにいろいろ書いてみました。

今回使ったホイールとタイヤ

今回の予算は5,000円くらい〜
使うタイヤとホイールで値段の違いがでますので、ざっくりとした目安までに。

INJORA Swamp Stomper 1.0″ Tires

INJORA Swamp Stomper 1.0" Tires

タイヤは外径58mmのINJORA Swamp Stomper 1.0″ Tiresを使いました。
個人的な見解ですが、133mmホイールベースではこのくらいの大きさ以下がバランス良いかなと思います。

INJORA 1.0″ ModuWheel Brass & Aluminum Beadlock Wheels

INJORA 1.0" ModuWheel Brass & Aluminum Beadlock Wheels

ホイールはINJORAの1.0″ ModuWheelを使いました。
海外ではホイールフェイスを交換するカスタムが流行っているホイールです。
ホイールリングをアルミに変更して、自作のホイールフェイスに交換しています。

INJORA 4pcs Silicone Rubber Inserts for 56-58mm 1.0″ Tires

INJORA 4pcs Silicone Rubber Inserts for 56-58mm 1.0" Tires

タイヤインナーはINJORAのシリコンインナーです。
イエローとグリーンの2種類の硬さが売られていますが、余程重いリグでない限りはイエローで大丈夫だと思います。
1″用は外径が2種類あるので注意です。

フロント側だけ加工して取り付けています(詳しくはこちらの記事で

タイヤとホイールを交換後の見解

実際にボディを載せてみてもスケールアウトしている感は少ないと思います。
Wranglerボディで58mmタイヤを装着するとフロントフェンダーと干渉してしまうのでボディのトリムが必要ですが、現時点では保留にしています。
というのも52mmタイヤを注文して取り寄せ待ちなのですが、あまりに遅いならこのまま58mmを使おうと思っているけれど決断できかねているところです。

ボディをトリムしたくないならば、ノーマルタイヤと同じ52mm径のタイヤにすれば干渉することもないと思います。

軽いホイールでリグの総重量を軽くするメリット

ホイールはいろんなメーカーからいろんなデザインや素材で売られているので迷いがちなパーツですが、総重量を重くしすぎないのがロッククローリングでは重要な気がします。
もちろんホイールのデザインで選ぶのもOKです。
「こんな考え方もあるよ」くらいで捉えて下さい。

総重量が重くなるとクローリングをしている時にタイヤが横方向に潰れやすくなる傾向があります。
特にキャンバー(横方向に傾いた斜面)を走る時に影響が大きくなり、横転しやすくなることもあるので、個人的にはなるべく軽いホイールを選ぶようにしています。
とはいえ、ボディとの上下ウエイトバランスもあるので、トライアンドエラーが現実ではあります。

タイヤインナーの種類とメリット

クローラーラジコンのタイヤインナーはおおまかに分けてこんな感じです。

  • SCX24のノーマルのようにインナー無し
  • スポンジ製インナー
  • シリコン製インナー
  • 3Dプリント製インナー

走破性の高さから並べると、3Dプリント > シリコン > スポンジの順番となりますが、値段の高さも同じ順番です。

具体的なシリコン製や3Dプリント製のメリットはというと、

  • タイヤが縦方向に潰れやすくなるのでグリップ力がアップする
  • 横方向に潰れにくくなるので、キャンバーに強くなる

あたりが挙げられます。
シリコン製インナーは価格的にも効果面でも最初のカスタムに試してみるのがおすすめです。
ミニ / マイクロクローラーサイズの3Dプリント製インナーは、日本から入手しやすいとは言いにくいパーツでもあります。

スポンジ製は「無しよりは」という感じです。
社外タイヤに付属していることも多いのでこのままでもいいのですが、横方向の潰れには強くありません。
グリップ力も前述の2つに比べると低い印象です。

タイヤインナーのセッティングもいろいろあって長くなってしまうので、今回はこのあたりまでにしておきます。

ホイールで前後のウエイトバランスをセッティングする

いろいろとカスタムを進めていくと前後のウエイトバランスが崩れてきてしまう時もあります。
そんな時にフロント荷重を増やす小ワザです。

ビードロックホイールのホイールリングは大きく分けてアルミ製とブラス製(真鍮製)があります。
市場にはその両方が用意されているホイールがあるので、個人的にはこういうホイールの方が好きです。
具体的にはINJORA、LGRP、MOFOあたり(他にもあるかもしれません)です。
LGRPとMOFOはアメリカからの発送なので送料高めですが。

前後に同じ素材のリングを使うのもいいのですが、フロントにブラス製、リアにアルミ製のリングを使うと簡単にフロント荷重にすることができます。
しかもホイールリングは重量も重いので、その効果も大きいです。
以前にも書きましたが、前後のウエイトバランスは「6 : 4」が理想なので、やり過ぎは注意です。

長くなってしまいましたが、次回の記事では走らせてみようと思います。